演色性と平均演色評価数(Ra)について

LED投光器等のLED照明で照らした時、 照らされた物体の色合いの変化が気になった事はありませんか? この光に照らされた物体の色合いの変化に関わる、 演色性や平均演色評価数(Ra)についてここでご紹介いたします。

 演色性とは

物体の色の見え方は、それを照らす照明の色の影響を受けます。 例えば、自動車を運転中でトンネルに差し掛かった時、 トンネル内のオレンジの照明で前走車のボディカラーが全く違って見えた事はありませんか? このように、照明が物体の色の見え方に及ぼす影響の事を演色性(えんしょくせい)と言います。 上の例で色の見え方が全く違ったのは、 太陽の光とトンネル内の照明の光では演色性が大きく異なる事が原因という事です。

 演色評価数とは

演色評価数とは演色性を数値化したものになります。 演色評価数は自然光に近い光を基準にして、 その基準光と比べてどれくらい違って見えるかを色票と数値を使って評価します。 使用する色票は平均演色評価数と特殊演色評価数の2種類があります。
平均演色評価数 (Ra)
平均演色評価数とは、8色 (R1〜R8) の色票を用いて評価した演色評価数を平均したものになります。
  R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8
色(参考)                
特殊演色評価数
特殊演色評価数とは、平均演色評価数に含まれない特殊な7色の色票で平均せず個別に評価します。
  R9 R10 R11 R12 R13 R14 R15
色(参考)              
演色評価数は基準となる自然光を100と考えます。 これらの演色評価数が100に近いほど、 自然光に近い見え方のできる照明だと言えます。 一例として、当ウェイモールで販売しております50W LED投光器の平均演色評価数 (Ra)を確認してみます。
品番 発光色 色温度(K) 平均演色評価数 (Ra)
A42D 昼光色 6000 75
A42DW 電球色 3000 71
同じ50W LED投光器でも発光色が異なれば平均演色評価数 (Ra)も変わる事にご注意下さい。 この2つの商品で言えばA42D(昼光色)の方が平均演色評価数 (Ra)が100に近い為、より自然光に近いと言えます。

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