LEDの豆知識
LED投光器等のLED照明に使われるLED。このLEDとはいったいどんな物か、どんな仕組みで光るのか等をできるだけ簡単に解説してみます。
LEDとは
LEDとはLight Emitting Diodeの略で、日本語では発光ダイオードと呼ばれています。 LEDは発光部に半導体が使われており、通電する事で発光します。 LEDには大きく分けて砲弾型LEDと表面実装型LEDの2種類のLEDがあります。
砲弾型LEDとは
砲弾型LEDとは発光部が文字通り砲弾のような形をしたLEDの事です。
砲弾型LEDは先端の丸い形状がレンズの役割を果たし、前方を強く照らすのが特徴です。
参考:砲弾型LED - Google画像検索
表面実装型LEDとは
表面実装型LEDとは別名でチップLEDやSMD LEDなどとも呼ばれる非常に小型のLEDの事です。
SMDとはSurface Mount Deviceの略で、プリント基板の表面に半田付けする目的で作られています。
当ウェイモールのLED投光器ではこのSMD LEDを使用しております。
LEDの光る仕組み
LEDは正孔(せいこう)と呼ばれる電子の不足したP型半導体と、電子を多く含むN型半導体が隣り合って出来ています。
LED模式図出典:発光ダイオード - Wikipedia
この正孔と電子が衝突し一体化(再結合)する際、余ったエネルギーが光となって放出されます。これがLEDが光る仕組みです。
LEDの寿命
LEDの寿命は約40,000時間と言われ、従来の照明と比べて遥かに長寿命となっています。
- 白熱電球の約40倍
- 蛍光灯の約4倍
- 水銀灯の約4倍
- ハロゲンランプの約13倍
LEDを長く使うには
LEDは熱に弱く、高温多湿な環境に置くと劣化が進んで寿命が縮みます。
この為、LED投光器は筐体に放熱板(ヒートシンク)を備えるなどの対策が取られています。
LEDの放熱を意識した設置や使用を心がける事でLEDを長く使うことができます。
LEDと熱対策
LEDの熱を逃がしやすくする為、まずはLEDの設置法に注意しましょう。
- LEDを熱のこもりやすい狭い場所に設置しない
- LEDを高温多湿な場所に設置しない
- LEDどうしを近づけ過ぎない(お互いの排熱が影響する為)
- LEDの放熱板周辺に十分なスペースを持たせる
通電後すぐに点灯するLEDの特性を活かして連続使用時間を抑えるには、 人感センサー付きLED投光器といった選択肢もあります。
投光器についてより詳しく
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